2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧
少なくとも生きることがつらいと思うことは減り、死んでしまいたいと思うことは無くなった。「世の中は未完成で、生き方に正解はない。だから私にもできることがあるかもしれない」。なんの根拠もないただの勘違いだ。でもそんな勘違いが、17歳の私を研究…
休校中は、小中高のほとんどの先生にとって、新型コロナのことで精神的にはキツかったでしょうが、授業も部活動も生徒指導もないなか、残業時間は格段に減りました。「こんなに家族と夕食を食べたことはない」と言う先生もいました。しかし、学校再開後はま…
豊かさをもたらすのは資本主義なのか、コミュニズムなのか。多くの人は、資本主義だと即答するだろう。資本主義は人類史上、前例を見ないような技術発展をもたらし、物質的に豊かな社会をもたらした。そう多くの人が思い込んでいるし、たしかに、そういう一…
目に見える相手が必要とする分だけを供給すればよかった作り手は、市場の拡大とともに、次第に直接関係を持たない第三者に対してアピールする必要性に迫られる。資本主義の成立とともに、活用されるようになったのがデザインの力だ。成長の一途を辿る産業の…
その人にとって最も大事な人と出会わなかったら、その人の人生はどうなっていたのだろうと考えてみたんだ。その疑問の答えを探していると、結果的にこの映画の企画になった。男だろうと、女だろうと、独身でも恋人がいても、この人と出会わなかったら自分は…
遠い昔の話だと思われがちです。でも、視線が邂逅する街、見る・見られるが輻輳する街、「森」のような「微熱の街」は、『トロピカル~』のイサーンや90年代半ばまでのバンコクや渋谷のように最近まで実在しました。「森」だった街を実際に経験した僕ら世…
しかし私は極夜にひきつけられたのだった。気になってしょうがなかった。太陽のない長い夜? いったいそこはどんな世界なのだろう。そんな長い暗闇で長期間旅をしたら気でも狂うのではないか。そして何よりも最大の謎、極夜の果てに昇る最初の太陽を見たとき…
放浪が好きで、車上生活をライフスタイルとして選んでいるノマドの一群もいます。一方で、主流の社会からはじき出されて、放浪を余儀なくされている人たちもいます。そういう人たちは、新しい暮らし方と安息の場所を路上に見つけようとしています。私はファ…
その旅は私に大きな変革をもたらした。世界が広がり、多様な心の流れを知り、そして未知なる自分を多く見出した。自分の人生にとって、最も大きな出来事を挙げろと言われれば、私はこの世に生を受けたことと、この旅を挙げるだろう。前者は与えられたもので…
われわれ躁鬱人は、完全に鬱になる前にカンダハシが指摘するように「しっかりしなければ」と考え始めてしまってます。もしくは「きちんとしなければ」という言葉を使う人もいるでしょう。ちゃんとしないと、とか、真剣に取り組まないと、とか、物事の深刻さ…
あるいはまた「一億玉砕」に代えて、いきなり「一億総懺悔」を喧伝した東久邇宮首相らの偽善を糾弾する人々は多かったにせよ、40年には7193万人、45年には7215万人というのが厚生省統計による「日本の人口」であって、朝鮮半島と台湾の人口を足…