田舎教師ときどき都会教師

テーマは「初等教育、読書、映画、旅行」

2022-06-01から1ヶ月間の記事一覧

猪瀬直樹 著『ラストチャンス』より。いい人というのは決断しない人。闘うインテリ作家と闘うインテリ教員が日本を救う。

じつは国土交通省や日本道路公団の心ある若手職員のなかには、いつまで自分たちは採算を度外視した道路をつくりつづけなければいけないのか、と疑問を抱いている者も少なくない。しかし、自分たちから止めてくれ、と言うわけにはいかず、じつは外からの声を…

今井孝 著『「君しかいない!」と言われる人になる』より。51のステップで起業家的習慣を身につけるゾウ。

私の周りの起業家でも、自分より活躍している人の話を聞きに行く人がたくさんいます。パーティに参加したり、講演会を聞きに行ったりします。やる気やモチベーションが偶然高まるのを期待せず、安定して維持できるように工夫しているわけです。 私もいまだに…

猪瀬直樹 著『日本の信義』より。上喜撰、はよ。信義の士、はよ。ファクトとロジック、はよ。

猪瀬 昭和天皇が亡くなってちょうど1年になろうとしていますが、昭和天皇は一種の創業者で、いまの天皇はジュニアというイメージですね。 自民党の国会議員も約40パーセントがジュニア。世襲議員なんです。それに官僚出身の議員も25パーセントいる。世…

猪瀬直樹 著『日本凡人伝 今をつかむ仕事』より。Q:日本とアメリカは何が違ったか。A:アメリカは、偉い人が本当に偉かった。

つまり、猪瀬氏が、膨大でつかみどころのない事象を細心の注意をはらって分析していった果てに見いだすのは、無定見な欲望であれ、脆弱な理想主義であれ、意識的であれ無意識的であれ、要するに固有名詞をもった個人のヴィジョンなのである。どんな巨大な文…

見田宗介 著『まなざしの地獄』&『マル激(第1100回)』より。現代も続く「まなざしの地獄」から逃れる術はあるのか?

これはたんなる比喩であろうか? 中卒者を「金の卵」とよぶとき。それはだれの、どのような期待を反映しているか? いうまでもなく、それは彼らが、雇用者たちにとって、下積みの安価な労働力として貴重品であることを示す。鎌田忠良氏が的確に指摘するよう…

水野敬也 著『夢をかなえるゾウ3』より。夢をかなえることと、幸せになることは違う。

ガネーシャの言う痛みが一体どんなものなのか明らかになってはいませんが、それは、あなたを不幸にしてしまうものかもしれません。「夢をかなえることと、幸せになることは違う」 これはよく言われる言葉ですが、ガネーシャは、「夢をかなえる」とは言ってい…