田舎教師ときどき都会教師

テーマは「初等教育、読書、映画、旅行」

2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧

猪瀬直樹 著『解決する力』より。決断する力、解決する力、勝ち抜く力をつけるためには?

困難な課題でも、発想力があれば乗り切れる。意志とは、できる、どうにかなるという楽観主義を前提として貫けるものなのだ。感性と責任感と集中力で自ずと「解決する力」が湧き出てくる。 霞ヶ関の官僚機構の宿痾を分析した『日本国の研究』を読んだ小泉首相…

駒崎弘樹 著『政策起業家』より。振休なしの土曜授業、これっておかしくないっすか?

一連の説明をした後に、ある高齢の男性議員が発言した。「こんなことになったことに、驚いている。我々は十分やっていたと思っていた」 僕はその議員の顔を穴が空くくらいじっと見た。彼が冗談を言っているようには見えなかった。本気でそう言っていたのだ。…

小川淳也、中原一歩 著『本当に君は総理大臣になれないのか』より。千軍は得やすく、一将は求め難し。

ーー政府が本気になればできましたか?小川 できる。良い悪いは別にして、政府・総理大臣が本気になれば郵便局すら民営化できるんだから。道路公団も民営化できるんだし、70年積み上げた憲法解釈だって変えられるんだから。時の総理大臣が本気になればね。…

岡嶋裕史 著『メタバースとは何か』&『マル激(第1087回)』より。メタバースはすごくいいぞ。でも、固定化された格差はすごくよくないぞ。

そんなに仮想現実がいいのか。 リアルでうまくやっていたり、リアルの生活に親和性の高い資質を持っている人には、ぴんとこない話だとは思うが、すごくいいぞ。 私はリアルで生きるのが苦手な人間である。人間関係に気ばかり使う割には、好かれもせず、仕事…

本田由紀 著『「日本」ってどんな国?』より。エピソードではなく、データで「考え、議論する」道徳をしよう。

しかし、他国という鏡に映してこの国の「学校」を振り返ってみれば、そこには特殊で「異様」な面がたくさん含まれています。慣れ切ってあきらめてしまえば、そのツケやしわよせは、これからの新しい世代にいつまでも直接に降りかかり続け、それはひいては社…

ちきりん 著『自分の意見で生きていこう』より。反応より意見。調べるより考える。

ドキュメンタリーやドラマだけでなく、多くの人がお手軽だと感じがちなワイドショー番組でさえ、作り手は多くのことを考えています。たかだか30分ほどの番組であっても制作するのは大変です。つまりテレビの作り手は「必死で考えている人たち」なのです。 …