2021-12-01から1ヶ月間の記事一覧
上野ゼミの受講生たちから贈られるうれしいことばのひとつに、こんなものがありました。「上野センセは、わたしたちの中からまだ見ぬものを生み出してくれるお産婆さんみたいな存在なのよ」と。そのとおり、「まだ見ぬもの」は、もともとその人のなかに存在…
私は君たちには、「東大生にできることは小学生にもできます」って言ってたじゃん。基本は、自前の問いを自分で解く。一次情報をちゃんと取ってくる。ありもののセコハン情報を器用にまとめるっていうことをやらせない。その基本のキをやることにしたわけ。…
編集者 猪瀬さんのインタビュー・ノンフィクションの対象になる人って、そういえば若い人がいない。〇 "青少年" はやたら希望をさえずるの。つまらないの。ところが年配の人の話って、取り返しのつかない人生について語っているからペーソスがある。おっと、…
政治家をどう選ぶかは人それぞれですし、勘と印象に頼る人がいてもよいでしょう。ですが理性的な立場から選ぶためには、何らかの手がかりが必要でしょう。現在の政治教育ではそのための手がかりを基本的には提供できていないのではないでしょうか。 政治と教…
ときどきさまざまな年代での自分の後ろ姿を見つめるときがある。以前より少しは歳をとったせいだと思うが、そのぶん散歩することができる時間の世界は広がったのかもしれない。(猪瀬直樹『ノンフィクション宣言』文春文庫、1992) おはようございます。昨日…
盛り上がった#教師のバトン プロジェクトもいずれブームは過ぎ去る日が来るだろう。しかし、それでも教師が情報発信することの意義は、日本が成熟した民主主義社会を指向する限り消えることはない。教育公務員として、必要以上に政治的中立性が求められ、地…
猪瀬 村山、武村がかついでいるのは、天皇制的なもの、朝日新聞的なもの、つまり吉本さんのおっしゃる皮膜が実体のような世界。そういうものに小沢はきっと殺される。吉本 そうか……。とてもよくわかるなあ。僕も身にこたえる(笑い)。猪瀬 吉本さんも僕も、…
臨床家としての僕の第一原則は、「治療よりも自分の健康や生活を優先する」です。部分的にはボランティア的な活動もしてはいますが、治療である以上は応分の謝金はいただきますし、帰宅時間を何時間も遅らせてまでクライエントに対応することもしません。僕…