「あのね、たとえば新聞紙を二十五回折ったら、どれくらいの厚さになるか分かる?」彼女は急にクイズを出してくる。
おばさんの話題の展開についていけない、と私は降参しそうになるが、それも我慢した。二十五回折り重ねた紙を想像し、「五センチくらい?」と答えた。
「はずれ。正解は、富士山より高い」
(伊坂幸太郎『モダンタイムス』講談社、2008)
おはようございます。ブログ200回目の投稿です。ブログに厚さはありませんが、気分としては「富士山」です。途中、何度か遭難しかけたものの、1~100回目のときと同じように、いくつもの励ましに救われました。『魔王』の続編、伊坂幸太郎さんの『モダンタイムス』の宣伝文句をもじればこうなります。
検索から、励ましが始まる。
100記事までの「励まし」に関する振り返りは以下のブログに書きました。今回はその後の「励まし」への感謝を綴ります。対象は101~199記事です。
順番は、最近の励ましから。
映画監督の坂上香さんに紹介していただきました。映画『プリズン・サークル』について書いた記事です。坂上香さんの Facebook でも紹介していただきました。経験が有意味なものになるとはこのことです。感謝です。
田舎教師ときどき都会教師 -- ハンナ・アレントの「経験を有意味なものにすることができるのは、ただ彼らが相互に語り合い、相互に意味づけているからにほかならないのである」に関連づけて、映画『プリズン・サークル』をユーモアたっぷりに、わかりやすく批評。https://t.co/G7tPJkCfmK
— 坂上香 (@KaoriSakagami) March 20, 2020
元文部科学省の寺脇研さんにもコメントをいただきました。映画『子どもたちをよろしく』(隅田靖 監督作品)について書いた記事です。寺脇研さんの Facebook でも紹介していただきました。寺脇研さんと一緒にこの映画の企画を務めた、同じく元文部科学省の前川喜平さんや、監督の隅田靖さんにもリツイートしていただきました。感謝です。
ありがとうございます。
— 寺脇研 (@ken_terawaki) March 12, 2020
何よりうれしい感想です。この映画を作って良かった、と心から思わせていただきました。
なんと。高校教員の斉藤ひでみさんにも紹介していただきました。教員の働き方改革の行方は斉藤ひでみさんの肩にかかっているといっても過言ではありません。いろいろな意味で感謝です。
なんと。
— 斉藤ひでみ/現職教員 (@kimamanigo0815) March 10, 2020
新刊『迷走する教員の働き方改革:変形労働時間制を考える』をブログで紹介…!
広田先生執筆の「給特法成立後、なぜ多忙が進んだのか」について分かりやすくまとめて下さってます。
▼新刊(アマゾン)https://t.co/AmyKaQeRf8
▼ブログ
失われた日曜を求めてhttps://t.co/g8A1bxjH5R
元アップルの松井博さんにも紹介していただきました。以前(1~100記事)にも一度コメントをいただいたことがあります。感謝です。松井さんの note を購入しようかどうか、最近、苦悩しています。めちゃくちゃ読みたい。
僕の本を紹介してくださりました。教員の現場の苦悩が合わせて描かれており、読み応えがあります。
— Hiroshi Matsui 松井博@Brighture (@Matsuhiro) March 4, 2020
松井博さんの『なぜ僕らは、こんな働き方を止められないのか』より。臨時休校を機会に「なぜ」を考えよう。 - 田舎教師ときどき都会教師 https://t.co/g07fFHLhVB
写真家の幡野広志さんにも紹介していただきました。cakes の人気連載『幡野広志の、なんで僕に聞くんだろう。』の刊行記念イベントに参加したときのものです。アクセスが2000を超えました。感謝です。
“もしもわたしのクラスにのび太やジャイアンがいたら、幡野さんの言うように、親だよなぁって思うような気がします。それはのび太やジャイアンに限ったことではありませんが。しずかちゃんだって親だし、出来杉くんだって親です。”
— 幡野 広志 (@hatanohiroshi) February 22, 2020
https://t.co/NsUcK9pQvp
緩和ケア医の西智弘さんにも紹介していただきました。新刊の『社会的処方』について書いたブログもリツイートしていただきました。感謝です。岩田健太郎さんが感染症医のプリンスだとすれば、西智弘さんは緩和ケア医のプリンスです。
学校の先生から、拙書『がんを抱えて、自分らしく生きたい』のご感想をいただきました。
— Dr.西智弘@書籍『社会的処方』4刷 (@tonishi0610) February 7, 2020
「何もしないということを、する」
は子供への教育にも通じることだと。興味深い考察。
ありがとうございます。 https://t.co/KnsZSm9nXN
文化人類学者の磯野真穂さんにもコメントをいただきました。哲学者の古田徹也さんとの対談を記事にしたものです。以前(1~100記事)にもコメントをいただきました。暖かいエール(励まし)、こちらこそ感謝です。
暖かいエールありがとうございます😊
— 磯野真穂|人類学者 (@mahoisono) February 8, 2020
糸井重里さん、田中泰延さん、岩田健太郎さん、中島聡さん、坂口恭平さんにはブログ記事のリツイートをしていただきました。岩田健太郎さんと坂口恭平さんには、以下に紹介するものだけでなく、複数のブログをリツイートしていただきました。感謝です。
はてなブログに投稿しました #岩田さん #岩田聡はこんなことを話していた #ほぼ日刊イトイ新聞
— CountryTeacher (@HereticsStar) March 2, 2020
ほぼ日刊イトイ新聞・編『岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた。』より。あなたはいまハッピーですか? - 田舎教師ときどき都会教師https://t.co/9Wowv2ss1h
はてなブログに投稿しました #幡野広志 #田中泰延 #異人と同人
— CountryTeacher (@HereticsStar) February 16, 2020
浅生鴨、幡野広志、田中泰延、他『異人と同人』&「幡野広志のことばと写真展」より。たくさんの好きと「わぁーーー。」って瞬間。 - 田舎教師ときどき都会教師https://t.co/gdByVrjX7X
はてなブログに投稿しました #はてなブログ #岩田健太郎 #サルバルサン戦記
— CountryTeacher (@HereticsStar) January 7, 2020
岩田健太郎さんの『サルバルサン戦記』より。大人の苦手を子どもに感染させるな。 - 田舎教師ときどき都会教師https://t.co/Q1DBUg2RpT
はてなブログに投稿しました #はてなブログ #なぜ、あなたの仕事は終わらないのか #中島聡
— CountryTeacher (@HereticsStar) December 31, 2019
なぜ、あなたの仕事は終わらないのか。中島聡さんの本を読んで考えた。 - 田舎教師ときどき都会教師https://t.co/QpCw3C845M
はてなブログに投稿しました #はてなブログ
— CountryTeacher (@HereticsStar) November 30, 2019
坂口恭平さんの「まとまらない人」を読む。まとまらなくて、いい。 - 田舎教師ときどき都会教師https://t.co/6FtfhsRdJm
山登りの醍醐味は途中途中の景色です。高さが変われば景色も変わり、そのひとつひとつが「こころの財産」になります。それと同じで、ブログだって地道にどんどん増やしていけば、リプライやコメントをもらえるようになり、そのひとつひとつが「こころの財産」になります。
山登りもブログも、以下でいうところの馬の単勝馬券みたいなものなのかもしれません。
「一枚、0・1ミリってことにして、二十五回、倍々にしていってみなよ。3000メートルくらいになるから」彼女は言って、「それと同じで、馬の単勝馬券だってね、地道にどんどん増やしていけばものすごい財産になっちゃうわけ」と笑う。
検索から、励ましが始まる。
またよろしくお願いします。