田舎教師ときどき都会教師

テーマは「初等教育、読書、映画、旅行」

2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧

四角大輔 著『人生やらなくていいリスト』より。「やった方がいい」から「やらなくていい」へ。

これは、ぼくの苦労自慢じゃない。あなたへの「警告」だ。 あの働き方は狂っていた。事実、常に体調不良を訴えていた同業者や同僚が体や心を壊し、時に亡くなることもあった。だから、睡眠時間を削っての深夜勤務や、休まず働いたりしてはいけない。(四角大…

斎藤幸平 著『ぼくはウーバーで捻挫し、山でシカと闘い、水俣で泣いた』より。環境問題も労働問題も教育問題も、システムの問題。

うちに閉じこもらずに、他者に出会うことが、「想像力欠乏症」を治すための方法である。だから、現場に行かなければならない。現場で他者と出会い、自らの問題に向き合って「学び捨てる」ことが、新しい人々とのつながりを生み、新しい価値観を作り出すこと…

斎藤幸平 著『ゼロからの『資本論』』より。マルクスをアンラーンせよ。管理職は「働き方」をアンラーンせよ。

資本家の狙いは、労働力という「富」を「商品」として閉じ込めておくこと。「商品」に閉じ込めておくというのは、自由な時間を奪うということです。賃上げによる長時間労働は賃金奴隷の制度を守ることになるのです。 実際、多少賃金が上がったとしても、時間…

猪瀬直樹 著『太陽の男 石原慎太郎伝』より。学校現場に価値紊乱者を!

時間を遡れば、石原慎太郎は『太陽の季節』でスターになった瞬間の三島由紀夫との初めての対談で、「道徳紊乱」という語を知り、そこから自分で組み替えて自らを「価値紊乱者」と位置付けた。「嫌悪」の出発点である。(猪瀬直樹『太陽の男 石原慎太郎伝』中…