原作は短編なので、映画にするためには材料が明らかに足りない。なので膨らまさないといけないけれど、それが物語にとって見当違いなものではいけないわけですよね。プロットを書く際に原作を何度も読み返すうちに、「女のいない男たち」に収められた同時期…
田原 なるほど、敗戦も自然災害の一つね。日本は戦争をいまでも総括できていない理由かもしれない。猪瀬 天皇陛下が終わりだと祝詞のような玉音放送で言ったわけで、国民が自ら終わらせたのではない感じです。戦前の軍歌で『海行かば』ってあるでしょう。 海…
子どもに幸せになってほしいと願うならば、お金を稼ぐために「勉強しなさい」と言うよりも、「いい人間関係を大切しなさい」と教えたほうがいいということですね。(ひろゆき『僕が親ならこう育てるね』扶桑社、2021) おはようございます。引用していたら誤…
調査結果は、読解リテラシーにおいても数学リテラシーにおいても、学校でコンピュータの活用時間が長時間になると、学力は低くなることを示しています。(中略) この調査結果について、私はもう一つ別の解釈を持っています。現在のコンピュータの活用の仕方…
我々、日本人の多くは小学校、いや幼稚園、保育園の頃から「お友だちとは仲良く」「仲良しチームは良いチーム」ということを植え付けられてきています。当然ながら、チームメンバー同士が「仲良くすること」は決して悪いことではありません。ではなぜ、行き…
政治と行政には「やりっ放し」から「結果を出す」政策へ転換を進めていただきたいですが、そのように期待するだけでは、文科省の「通知行政」による教育委員会と学校現場への丸投げとあまり変わりませ。なかでも文科省の官僚一人ひとりは、少なくとも私が直…
道路特定財源(国が三兆五千億円、地方が二兆三千億円)が五兆八千億円もある。ガソリン税(揮発油税)などを中心とした目的税で道路以外には使ってはならぬとの金城湯池、これを高齢化対策や環境対策へ振り向ければどれほど国民のためになるか、小泉首相は…
先生が主役のクラス。いつのまにかボクはそんな道を歩んでいることに気づき、ガクゼンとしました。もしかしたらどこかで、「おもしろいことをしなければ子どもたちは勉強しない」「教師がひきつけなければ子どもたちは生き生きと活動しない」と思い込んでい…
地下鉄の利便性を考えたら一元化することは当然なのだ。前章までで地下鉄王・早川徳次と強盗慶太こと五島慶太の争いをおさらいしてみた。早川は先見の明があったが、資金不足に陥った。五島は郊外私鉄を不動産業として位置づけることでビジネスモデルをつく…
①コンビニで万引きした ②下校時に雨が降ってきたので、玄関にあった誰かの傘を黙って持ち帰った ③学校にお菓子を持ち込んで食べた ④放課後、係の仕事をさぼって黙って下校した ⑤授業中に隠れてマンガを読んだ ⑥四階の教室のベランダの柵にまたがって友だちと…
現代社会に生きる私たちは日々の活動に追われ、自分の人生、社会のあり方、人間の生き方についてじっくり考える時間を失っています。こどもたちにも同じことが言えます。こどもたちも、学校や塾などに忙しくしています。こどもたちの人間関係は大人と同じほ…
先生と話してたんだよ。今の世界は、いろんな音に溢れているけど、音楽は箱の中に閉じ込められている。本当は、昔は世界中が音楽で満ちていたのにって。 ああ、分かるわ。自然の中から音楽を聞き取って書きとめていたのに、今は誰も自然の中に音楽を聞かなく…
カメラを向けられるというのは嫌なものだ。撮るのを仕事にしている雅美ですらそうなのだから、ずっとカメラがそばにいて撮られるというのは、常人の神経にとっては多大なストレスである。(恩田陸『蜜蜂と遠雷(上)』幻冬舎、2016) おはようございます。9…
本書では太陽光、風力について多くのページを割いてきた。その他にバイオマスや水力もあるが、太陽光と風力は不必要な規制を取り払うことができれば比較的順調に伸びていく可能性をデータで示して論じた。しかし地熱だけは伸び悩んでいた。世界第3位の資源…
無論、私は今も探検家という肩書きで活動、執筆しており、今年も一月から北極圏で活動しているわけで、その意味では一見、やっていることは変わらないように見えるかもしれない。しかし探検や冒険にたいする距離感や態度といった内面的な部分が、三十代のこ…